インフラ関連工事9件の利益修正額のうち、12年3月期は78億円、13年3月期は179億円だったが、14年3月期には253億円に増加。13年6月に社長に就任した田中氏が経営方針に予算目標の必達を掲げたため「不適切会計に拍車がかかった」(関係者)との声もある。
弁護士らで構成する社外の第三者委員会(委員長・上田広一元東京高検検事長)はインフラに加え、半導体、テレビ、パソコンの各事業でも不適切な会計処理がないか調査中で、利益修正額が拡大する可能性もある。
利益の水増しが意図的、組織的だったのかどうかも調査の焦点。既に社外取締役を除く全役員41人の報酬を50~10%返上することを決めているが、東芝OBからは「経営責任はきちんと取らないといけない」との声もある。調査の結果次第では、田中氏ら経営陣の進退が問われる事態になる可能性もある。