鹿島、海外売上高4割目指す アジア中心に強化、人事面でも国際戦略を後押し (2/2ページ)

2015.6.26 06:17

押味至一氏

押味至一氏【拡大】

 ゼネコン各社は、少子化の影響などから東京五輪以降の国内市場縮小を見込んでおり、海外事業の強化に乗り出している。鹿島の15年3月期の海外売上高比率は19.3%と同業他社に比べて高めだが、経営体質の強化には一段の引き上げが必要と判断した。

 また5月に策定した3カ年計画では、17年度の連結経常利益を650億円以上と掲げているが、押味社長は「まずは確実に初年度をクリアする。市況変動も見込んで、受注に関しては緻密に判断する」とし、採算重視の徹底を図っていく方針を強調した。

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