実証実験は、北海道白糠町に小規模な水力発電を建設し、発電した電気を使って水素を製造する。その水素をトレーラーで運び、酪農家や温水プールなどに設置される燃料電池や、燃料電池自動車の燃料として利用する計画だ。
このほか、川崎重工業も昨年11月に産業用として世界初となる水素液化システムを開発し、播磨工場(兵庫県播磨町)で実証実験を開始した。水素液化プラントの試験操業を開始し、商用化を目指している。
再生可能エネルギーを使った水素製造は二酸化炭素(CO2)を排出せず、環境負荷が少ない。世界の水素市場は62年に160兆円に達するとの試算もあり、今後、競争が激しくなりそうだ。(小林健一)