任天堂の発表後、ネット上で批判や失望のコメントが相次ぎ、岩田聡社長は短文投稿サイト「ツイッター」で「さまざまな意見を真摯(しんし)に受け止め、より多くのみなさまのご期待にお応えできるように努めていきたいと思います」と反省の弁を述べることになった。
6月26日の株主総会でも、株主から「E3で発表したソフトが少ない」と指摘され、岩田社長は「ファンをがっかりさせたことは承知している。発売の近いタイトルに発表を絞ってしまった」などと釈明した。
任天堂は年内にもスマートフォン向けゲームへの参入を予定しており、株価は上昇基調にある。ただ、主力のゲーム専用機は浮上のきっかけをつかめておらず、E3での発表も低調に終わった。北米市場での任天堂の苦境は当面は続きそうだ。(藤原直樹)