改装後のダイエー赤羽店の店内。衣料品売り場があった2階にはカフェが設けられた=6月20日、東京都北区【拡大】
ダイエーは国内約280店のうち九州と北海道の全店舗と、88店の大型店をイオンに移管することを決めている。残る200店弱はフードスタイルストアか、売り場面積が3000平方メートル以下で都市型の「小型スーパー」に転換する方向だ。
■「Daiei」屋号に執着せず
「ダイエーを長年使い、親しんでもらった優良顧客がいる」(近沢社長)ものの、「Daiei」の屋号には執着しない。実際、赤羽店はダイエーの名称を残しながらも「フードスタイル」との表記を入り口に掲げ、大きな移行期にあるダイエーの立ち位置を示している。
ダイエーは売上高が減少傾向で営業赤字、最終赤字も続いており、かつての栄光の証しであっても、2018年度をめどに消えゆく屋号にとらわれている時間はない。赤字を垂れ流し続ければ店舗改装にかける再投資の余力は失われていく。赤羽店では新業態への転換で年間売上高を改装前より15%増やす計画を掲げる。収益の改善で手にした原資を次の店舗投資に振り向け、地道に業績向上を図る戦略だ。