米イントレピッド主導のスカイマーク再建計画への参加を表明する米デルタ航空・森本大日本支社長(右)とイントレピッドのフランクリン・プレイ最高経営責任者=15日午後、東京都中央区【拡大】
民事再生手続き中のスカイマークをめぐり、最大債権者の米リース会社「イントレピッド・アビエーション」は15日、同社が主導する再生計画案に、スポンサー候補として航空世界最大手の米デルタ航空が参画すると発表した。デルタは、羽田空港に発着枠を持つ航空会社への出資上限として定められている「20%未満」の範囲でスカイマークに出資。同社に自社の運航・整備ノウハウを導入する考えだ。
イントレピッドは同日、都内で債権者向け説明会を開き、デルタの支援参画と弁済条件の引き上げを表明。自社の再生案が可決され、デルタがスポンサーになった場合、3000億円超の債権のうち300億円を取り下げ、弁済原資を少なくとも15億円上積みできると説明した。
また、スカイマークが航空大手と一線を画する「第三極」の立場を維持することも強調した。イントレピッドのフランクリン・プレイ最高経営責任者(CEO)は「われわれの再生案が全ての利害関係者にとって最善の方法だ」と自社案への支持を訴えた。