街の発展に合わせて商業施設のオープンも相次いだ。13年4月に東急線武蔵小杉駅に直結するショッピングセンター「武蔵小杉東急スクエア」、14年4月に三井ショッピングパーク「ららテラス武蔵小杉」、同年11月には、セブン&アイグループ初のフラッグシップモール「グランツリー武蔵小杉」の開業が話題を呼んだ。それぞれが競い合うように、トレンドを押さえたテナントを迎え入れ、周辺の居住者に便利な食料品や生活雑貨だけでなく、ファッションやグルメなど、魅力あるスポットがそろった。
◆タワーのイメージ変化
武蔵小杉周辺に数々の分譲マンションを展開してきた、三井不動産レジデンシャル横浜支店開発室主事の井橋朋子さんは「グラウンドや工場跡地の住宅開発から始まり、先行してタワーマンションが建設され始めた。それだけでは街の機能としては未完成だったところに、ここ数年で商業施設が相次いでオープン。機能的で魅力ある街へと磨かれ、住まう人のニーズに応える形で徐々に街が成熟してきている」と発展の歴史を振り返る。
また、住宅の開発事情については「駅前の成熟と成長が進んでいく中で、周辺地域に新たな価値を持つ物件も生まれている。今年誕生した『GATE SQUARE 小杉陣屋町』は、武蔵小杉の交通アクセスと生活利便性を享受しながら、歴史ある閑静な住宅街にある低層レジデンス。その地の歴史を受け継いだコンセプトと、中庭を賃貸・分譲2つのレジデンスで囲んだプランは希少性が高く、新たなニーズを呼んでいる」と、タワーマンションのイメージがすっかり定着した武蔵小杉にも変化の兆しがあるという。