ただ、全国で約1300店舗を展開するミスドに対し、セブンの店舗数はその10倍以上に上る。ドーナツ事業はセブン、ローソン、ファミマ以外にも拡大し、いずれは全国に5万店とされるコンビニ全体がライバルとして立ちはだかる可能性がある。
すみ分けとなるか、全面対決になるかは今後の展開次第だが、ミスドはいずれにしても「大きなチャレンジ」(山村社長)と位置付ける。ライバル不在の時代の店舗展開や商品戦略を変えることで、国内ドーナツ市場にどう影響するかが注目される。
コンビニが仕掛けたコーヒー戦争は業界に大きな影響を及ぼしたが、コーヒーと相性が良いということで「ついで買い」の需要を開拓するため本格化したコンビニのドーナツ戦線の行方の方も見逃せない。