石油業界、2強時代に突入 「まだまだ業界再編の余地は残っている」 (2/3ページ)

2015.7.31 07:00

 原油市況低迷でリストラを進めるロイヤル・ダッチ・シェルが、出光への株売却に前向きだったことも交渉を後押しした。

 もともと両社にとって、他社との経営統合は「待ったなし」の課題だった。

 経済産業省は供給過剰解消のため、石油元売りに原油処理能力を1割程度削減することを求めている。だが、単独で生産量を減らせばコストが膨らむ。

 海外事業の強化にも弾みがつく。出光はベトナムに、日本の石油元売りで初めて海外での製油所を建設中。昭和シェルも筆頭株主のロイヤル・ダッチ・シェルとの兼ね合いから独自の海外展開が難しかったが、出光が買収すれば自由度が増す。

 課題は、異なる企業文化をいかに融合できるかだ。当面、両社のブランドは維持されるが、特約店の不安が完全にぬぐいきれたとは言い難い。両社が所有する製油所は地域的に重複しておらず、統廃合をめぐっては曲折も予想される。

 業界は出光・昭和シェル連合と、JX日鉱日石エネルギーとの2強時代に突入する。

残されたコスモ石油と東燃ゼネラルは、既に千葉県で…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。