石油業界、2強時代に突入 「まだまだ業界再編の余地は残っている」 (3/3ページ)

2015.7.31 07:00

 残されたコスモ石油と東燃ゼネラルは、既に千葉県で製油所の共同運営を始めている。両社が経営統合にまで発展し「第三極」をつくるのか。あるいは2強のどちらかと組むのか。

 出光の月岡氏は「まだまだ業界再編の余地は残っている」と強調する。出光による昭和シェル買収が、さらなる業界再編の呼び水となる可能性は高い。(大柳聡庸)

【用語解説】出光興産

 国内2位の石油元売り会社。1911年に福岡県・門司で創業した出光商会が前身。長年非上場だったが、2006年に東京証券取引所に上場した。北海道苫小牧市、千葉県市原市、愛知県知多市の国内3カ所に製油所を持つ。15年3月期連結決算は売上高が4兆6297億円、最終損益は原油安による在庫評価損などが響いて1379億円の赤字だった。

【用語解説】昭和シェル石油

 国内5位の石油元売り会社。1942年設立の昭和石油と1900年設立のシェル石油が85年に合併して発足した。グループで川崎市、三重県四日市市、山口県山陽小野田市の国内3カ所に製油所を持つ。2014年12月期連結決算は売上高が2兆9979億円、最終損益は97億円の赤字だった。石油事業に加え、太陽電池事業にも力を入れている。

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