「地産地消」水素社会実現へ官民連携 昭和電工、トヨタ、東芝など (2/4ページ)

2015.8.10 06:50

昭和電工が川崎事業所で運用する水素の製造設備=川崎市川崎区

昭和電工が川崎事業所で運用する水素の製造設備=川崎市川崎区【拡大】

 使用済みプラスチックには不純物が混ざっているため、当初は製造設備が安定して動かず、たびたび止めざるを得なかったが、技術が蓄積するにつれて使用割合を高めてきた。7月には新設備を導入。それがフル稼働すれば、都市ガス2に対し、使用済みプラスチック1だった使用割合は逆転し二酸化炭素(CO2)の排出量も減らせることになる。

 一方、少子化で日本経済の成長が見通せない中、アンモニアは大幅な需要の伸びも見込みにくい。だが、同社では「実験がうまくいけば新たな(水素の)供給先となり、収入源にできるかもしれない」と期待をかける。

 こうした水素の製造設備は、使用済みプラスチックが大量に生み出される大都市に近い方が好ましい。その点、東京と横浜の間にある川崎は“適地”といえそうだ。

 その川崎市と横浜市では、トヨタ自動車も今年度から倉庫や工場の燃料電池フォークリストを動かす計画をスタートする。横浜港の瑞穂埠頭(ふとう)には高さ118メートルの大規模風力発電所「ハマウィング」があり、水素はこの設備が海風を使って生み出す電力で製造する。近隣の工業地帯で副次的に生み出された水素も併用するという。

官民連携は地方でも進む。東芝は今年度から…

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