国内市場の縮小を踏まえ、生保大手はそろって海外強化を打ち出している。第一生命は今年2月、米中堅生保を買収したほか、明治安田生命保険や住友生命保険も米社の買収を発表した。各社は新たな成長戦略として米国市場に目を向ける。
しかし、資金力の乏しい中堅以下の生保にとって、海外企業のM&Aは容易ではない。株式上場により買収資金を調達するか、国内大手の傘下に入るなどの経営戦略が必要となる。
それだけに、今回の買収やかんぽ生命の上場が呼び水となり、生保業界では再編が一気に進む可能性もある。国内市場は外資系を含めて40社強がひしめき、再編の余地は大きい。特に中堅以下の生保は、国内市場の縮小を見据えた長期的な戦略が描けておらず、今後の焦点となりそうだ。