アニメイト、KADOKAWA、講談社、集英社、小学館がマンガの海外展開で新会社 (2/3ページ)

2015.9.6 08:00

左から小学館取締役の相賀信宏さん、KADOKAWA取締役の塚本進さん、アニメイト取締役の國枝信吾さん、講談社取締役の峰岸延也さん、集英社コミック販売部長の隅野叙雄さん

左から小学館取締役の相賀信宏さん、KADOKAWA取締役の塚本進さん、アニメイト取締役の國枝信吾さん、講談社取締役の峰岸延也さん、集英社コミック販売部長の隅野叙雄さん【拡大】

  • ジャパン マンガ アライアンスが目指すのは「日本のマンガ・アニメのファンが爆発的に広がるインフラ作り」
  • ジャパン マンガ アライアンス代表取締役に就任するアニメイト取締役の國枝信吾さん
  • 海外店舗では品揃えもイベント展開も日本並みに充実させて現地のファンに喜んでもらう
  • KADOKAWA、講談社、集英社、小学館とマンガ出版大手が加わった意味は大きい
  • 装丁も印刷も翻訳も高品質の本物で日本マンガのファンを増やす
  • タイなど海外でのマンガ出版には各社とも取り組んでいる。ジャパン マンガ アライアンスでまとまって活動することで今まで以上の成果を狙える

 ジャパン マンガ アライアンスの代表取締役に就任したアニメイト取締役の國枝信吾さんは、設立会見で「専門店であること、ファンのために存在する店舗であることが、これ以上ない喜びになります」と話して、ライトなユーザーから濃いマニアまで、日本のマンガやアニメが好きな人が来て、満足できる店にする必要性を訴えました。

 そのために、作品に詳しい店員をそろえて「スペシャリストによる運営を行っていく」方針とのこと。また、日本のアニメイト店舗でも行っているように、クリエーターを日本から呼んでイベントを開き、現地のファンにとっての“聖地”になるような店にしていきます。

 ここで物をいうのが、KADOKAWA、講談社、集英社、小学館という、マンガで日本を代表する出版社が参画していることです。品揃えはもちろん、各社に執筆しているクリエーターにタイでサイン会を開いてもらったり、各社のマンガが原作となったアニメの上映会を行ったりして、現地の人に日本のコンテンツに親しんでもらい、マンガ市場の拡大につなげていきます。

 もうひとつ、アニメイトも含めた5社で展開するメリットに、アジアではまだ多い海賊版への対策があります。装丁や翻訳のクオリティが高い、本物の現地語版を展開することで、粗悪な海賊版を脇に追いやっていくことも、今回のプロジェクトの目的にはあります。長く作品に触れているうちに、より品質の高いものを欲しくなるのがファンの心理です。店舗があれば、そこに本物を持ち込んで手にとってもらえます。

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