日立製作所と日立ビルシステム(東京都千代田区)は7日、丸みを帯びたデザインで乗り心地の良さを追求したエレベーターの新モデル「HF-1」を開発したと発表した。価格は15人乗りで1基4000万円程度。来春以降、国内で年50~60台の販売を目指し、将来的には同モデルを国内のエレベーター売上高の5~10%に引き上げる計画だ。
新モデルは世界的な工業デザイナーの深澤直人氏が監修を担当した。日立は今年7月、人の行動に寄り添うエレベーターやサービスを提供するコンセプト「ヒューマン フレンドリー」を策定。今回の製品は、同コンセプトのもとで開発した製品第1弾となる。
新モデルは、かご全体からボタンに至るまで角を極力排除し、丸みがあるデザインを採用。「角をなくして、無意識に心地よさを感じてもらうデザインにした」(深澤氏)という。
見やすさを重視した縦長の液晶ディスプレーや、時刻に合わせて照明の色調を自動で変化させる機能なども搭載した。2020年に向け、東京五輪の関連施設やデザインにこだわったオフィスやマンション向けなどへの売り込みを図る。