今年5月23日にスタバが鳥取第1号店をオープンさせた際には、地元喫茶店らが中心になって「鳥取珈琲文化振興会」を立ち上げた。スタバ開店前日に開催した設立イベントでは加盟店のコーヒー試飲会を行い、村上亜由美会長は「スタバ出店で鳥取の注目度が上がっている。地元も力を合わせて、鳥取のコーヒー文化を高めたい」と話していた。
こうした「スタバvsすなば」という構図にバトルを仕掛けてきたのが豪州パース生まれのドライブスルー型コーヒーチェーン店「マズバズ」だ。同店は豪州とニュージーランドで約80店舗を展開し、今年3月に埼玉県越谷市に日本初出店した。
マズバズジャパン(千葉市)によると、「海岸がパースに似ている」(同社関係者)ことから、鳥取砂丘前に国内初のドライブスルー店として2号店を9月に出店する計画だった。
ところが、今月になってマズバズ側から「申請手続き等に時間がかかっており、オープン日の見込みはたっていない」との連絡が関係機関に入った。