国連食糧農業機関(FAO)などのデータによると、地中海沿岸のリビアやエジプト、ギリシャなどは年間の摂取量は100キロを超えるが、日本はわずか約9キロ。世界平均(約20キロ)の半分以下で、一日の摂取量は1人当たりミニトマト1、2個程度でしかない。
小豆川支店長によると、カゴメはトマト消費量を倍増し、世界平均に近づけることを目標としている。地域の特産とのコラボはそうしたことを踏まえた展開といえる。
ところで、地域や生産者、消費者を巻き込み、レシピを開発し、カゴメファンを増やす戦略には前例がある。それは小豆川支店長が前任地で手掛け、「長崎ちゃんぽん」をアレンジして開発された「ちゃポリタン」だ。
すべての消費拡大につながる
小豆川支店長によると、長崎は地元で「かんぼこ」と呼ばれる魚肉練り製品かまぼこの消費量が全国一だ。しかし全国レベルでの知名度がない。このため地元自治体、生産者、経済界などが平成23年ごろから、その消費拡大に向けた活動に取り組んでいた。