【高論卓説】VWのディーゼル不正問題 日本メーカーに追い風?楽観論許されず (1/3ページ)

2015.9.28 05:00

 2015年上期(1~6月期)の世界販売台数でトヨタを抜き、トップに躍り出ていた独フォルクスワーゲン(VW)のディーゼル排気ガス規制への不正が発覚した。米環境保護局(EPA)の指摘は、排ガス試験の走行時に、規制に適合するように運転モードを切り替えるソフトウエアが導入され、実際の運転では規制の40倍もの窒素酸化物(NOx)を排出していたという。VWは不正ソフトの存在を認め、対策費に約8700億円を第3四半期(7~9月期)に計上することを決定した。

 最高経営責任者(CEO)のマルティン・ヴィンターコーン氏は引責辞任した。規制当局と消費者をあざむく悪質な不正は許されるものではない。VWは原因と経緯を速やかに究明し、適切な対応の実施を急がねばならない。

 この問題が今後どれほど拡大するか、現段階では見通せない。VWによれば、08年に導入した「EA189タイプ」のみに不正が限定され、それを搭載する車両は世界に1100万台あるという。現時点で正式リコール(回収・無償修理)となったのは米国の約48万台にすぎない。欧州にとどまらず、世界各国に波及することは不可避な情勢だ。既に、ドイツだけで280万台の排ガス不正対象車が発表された。

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