8月に発売した主力小型乗用車「ソリオ」の新型は、同社の小型車として初めてハイブリッド技術を導入。鈴木会長は「提携がこういう結果になったので、従業員が奮起した。災いが転じて福となした」と自社開発の成果に胸を張る。
欧米の環境規制は徐々に厳しくなる中、米国市場から完全撤退してインドなど新興国に軸足を置くスズキは「自立して生きていくことを前提に考える」(鈴木会長)と強気の姿勢をみせる。だが、スズキの技術力や、インドでの「日本市場のトヨタ自動車並み」(業界関係者)といわれる存在感に対する国内外の注目度は高い。
その象徴が、「物言う株主」として知られる米有力投資ファンドのサード・ポイントのスズキ株取得だ。
次の提携先は?
電機大手のソニーやファナックに投資してきたサード・ポイントは今夏に投資家向けの書簡で、スズキのインド子会社が市場シェアの高さや経済成長でさらに収益を伸ばすことに期待を示し、「市場で過小評価されている」と説明した。