ただ、高浜は福井地裁が再稼働を差し止める仮処分を決定。柏崎刈羽をはじめ、事故を起こした福島第1原発と同じ炉型の沸騰水型軽水炉(BWR)は再稼働のめどすら立たない。
大手電力10社の燃料費は10年度は3.6兆円だったが、14年度は7.2兆円と東日本大震災前の2倍の水準にまで膨らんだ。発電量に占める火力の割合も6割から9割に高まった。
家庭向け電気料金は10年度比で2割以上も上昇し、家計への負担は増している。来年4月に電力小売りが全面自由化されるが、新規事業者も大手を参考に電気料金を設定する可能性が高い。火力依存から脱しなければ、高い電気代を通じ景気にも悪影響を及ぼす。