【家電Watch】史上最高「ルンバ980」搭載の新技術 高解像度カメラでマッピング (1/4ページ)

2015.10.19 06:25

iRobotのコリン・アングルCEO

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  • “ルンバ史上最高の性能”という触れ込みで発売される「ルンバ980」

 “ルンバ”史上最高の性能を持つ、フラッグシップモデルとして「ルンバ980」がiRobot(アイロボット)より発売された。12万5000円という価格も史上最高だが、それ以上に注目されているのが、従来とは全く違うマッピングシステムだ。

 ルンバを一度でも使ったことのある人なら分かるだろうが、ルンバは、室内をランダムに動き回る。実際は複数のセンサーで、室内を検知して動いているのだが、見た目には、室内を縦横無尽に動き回って、壁や家具にぶつかったら戻る、という動きを繰り返しているように見える。

 一方、最近のロボット掃除機のトレンドとして、多くの製品が搭載し始めたのが、マッピング技術だ。室内をスキャニングして、地図を作り、無駄なく効率的に室内を掃除するという方式だ。これは、グーグルの自動運転車にも採用されているSLAM(Simultaneous Localization And Mapping)という技術。

 マッピングシステムを搭載したロボット掃除機は、ルンバとは全く違う動きをする。壁際をスーっと直線に移動して、壁まで行くとその場でターンして、きれいな直線で戻ってくる。

従来のルンバの問題点は「マップが作れなかったこと」

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