ロッテリアは「黒七味」の商標登録を知らず、15日付で同社のホームページに「関係者の方々に多大なるご迷惑をおかけしました」とする謝罪文を掲載した。問題の商品は、原了郭の「黒七味」とは「味・品質等一切の類似点はございません」と説明している。
原了郭は元禄16(1703)年に創業し、一子相伝で薬味などの香辛料を製造、販売する京都・祇園の老舗。同社の「黒七味」は独特の濃い茶色が特徴で、唐辛子やごまなどを使い、独自の製法で作る。
同社の関係者は、今回のロッテリアのポテト商品は「味が似ても似つかない」と指摘し、「(黒七味の味が)誤解される形で全国へ広がることを防ぎたかった」と話している。