ANAホールディングスは中国路線で、4~9月は訪日客の旅客数が前年同期比で80%増と好調だった。だが、同社の平子裕志取締役は中国経済の動向について「(GDP成長率が)7%を切る状況で、どういう影響が出るのか見定めないといけない」と警戒を強めた。
SMBC日興証券の経常利益の集計では製造業の5.9%増に対し、非製造業が37.4%増と、中間期は製造業の伸び悩みを非製造業の大幅な伸びがカバーした。だが、先行きは予断を許さない。16年3月期通期の全体の経常利益の予想は5.3%増にとどまり、「先行きに慎重姿勢がうかがえる」(太田佳代子クオンツアナリスト)。(森田晶宏)