常陽・足利の統合が浮上したことで、関東の地銀は浮足立っている。残る関東地銀の雄である千葉銀行はどうするのか、メガバンクの一角、りそなホールディングスへの地銀参加はあるのかなどだ。実は足利HDの筆頭株主である野村グループは、ここ数年、千葉銀行や八十二銀行(長野)に対し断続的に再編の打診を行っており、八十二銀行とは統合合意寸前までいった経緯がある。そうした関東の地銀再編の目玉として関係者が異口同音に挙げるのが、埼玉県大宮に本拠を置く武蔵野銀行である。戦後に誕生した堅実経営の銀行で、「武蔵野銀行と組みたいところは数多い、最大の花嫁候補だ」(地銀幹部)という。
地銀再編はこれから本番入りしよう。
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【プロフィル】森岡英樹
もりおか・ひでき ジャーナリスト 早大卒。経済紙記者、米国のコンサルタント会社アドバイザー、埼玉県芸術文化振興財団常務理事を経て2004年に独立。58歳。福岡県出身。