岩下の新生姜を使ったメニューを出す飲食店も東京都内をはじめ続々と登場。地域活性化プロジェクトとして地元、栃木市内の店舗ともコラボレーションを進めている。各店がオリジナルメニューを開発。ラーメン、鉄板焼き、リゾット、デザートなどさまざまなメニューに新生姜が登場しているという。
創業は明治時代。116年の歴史を持ち、1955年に会社組織にし、漬け物を中心に食品の開発、製造、販売を手がけてきた。「岩下の熟珠ピリ辛らっきょう」「岩下のたまりらっきょう」などラッキョウ関連も主力商品。同社は12年、6月6日を「らっきょうの日」と制定している。(水野拓昌)
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【会社概要】岩下食品
▽本社=栃木県栃木市沼和田町23-5 ((電)0282・22・3124)
▽設立=1955年
▽資本金=9800万円
▽従業員=199人(2015年9月末時点)
▽売上高=130億円(グループ合計。15年1月期)
▽事業内容=食品の製造、販売、開発
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≪インタビュー≫
□岩下和了社長
■面白いことにはタブーなし
--「新生姜ミュージアム」が話題になっている
「もともと、岩下記念館として、先代社長の私の父が収集した美術品を展示していた。板谷波山や北大路魯山人の一級品を並べ、遠方からもマニアが足を運ぶ美術館だったが、父は亡くなる前、人生の手じまいを意識して『処分したい』と。美術品はほぼ全て売却し、建物は売却か外部に貸すことも考えたが、会社の地域貢献を自分なりに引き継ぐべきかと考えた」