トヨタ最高益、収益力断トツも…新興国で伸び悩み 米国頼みの構造に懸念 (2/3ページ)

2015.11.6 06:33

決算内容について説明するトヨタ自動車の大竹哲也常務役員(左)と早川茂専務役員=5日午後、東京都文京区

決算内容について説明するトヨタ自動車の大竹哲也常務役員(左)と早川茂専務役員=5日午後、東京都文京区【拡大】

 トヨタグループの1~9月の世界販売台数は749万台。排ガス不正問題の対応に苦しむライバルの独フォルクスワーゲン(VW)を尻目に、4年連続の年間首位に近づいている。米国などでは、VWのブランドイメージも低下しており、「他メーカーを選ぶ消費者が増える」(大手幹部)可能性が高い。

 トヨタの好調の要因の一つは、規模を追わない姿勢を貫いてきたことだ。豊田章男社長は「トヨタが規模に興味がないというのは嘘。ただ、数値目標を言うと(会社が)そっちに動く」と述べ、慎重な姿勢を示してきた。これは、拡大路線がリーマン・ショック後の赤字転落や世界的なリコール(回収・無償修理)問題につながったとの反省からだ。規模拡大と距離を置き、既存設備の稼働率や生産性向上などに努めたからこそ、現在の高収益体質がある。

 もちろん、トヨタに死角がないわけではない。一部の新興国では既に販売の減少がみられる。

「販売台数がVWほど多くない」(幹部)という理由も

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