トヨタ最高益、収益力断トツも…新興国で伸び悩み 米国頼みの構造に懸念 (3/3ページ)

2015.11.6 06:33

決算内容について説明するトヨタ自動車の大竹哲也常務役員(左)と早川茂専務役員=5日午後、東京都文京区

決算内容について説明するトヨタ自動車の大竹哲也常務役員(左)と早川茂専務役員=5日午後、東京都文京区【拡大】

 新興国向け戦略車「IMV」の新型車を投入したタイやインドネシアでの1~9月の販売台数は、前年同期と比べ2割程度落ち込んだ。好調が続いていた中国でも、10月は7カ月ぶりに前年割れした。中南米やアフリカでも伸び悩む。

 中国の景気減速が業績にそれほど影響しないのは「販売台数がVWほど多くない」(幹部)という理由もある。

 好調な米国市場も「堅調に推移している」(大竹常務役員)とはいえ、年内に利上げが行われれば、ローン金利の上昇などを通じて新車販売にブレーキがかかる恐れもある。

 トヨタが12月に発売する新型「プリウス」は、商品力強化を目的に進めてきた、車台などを一体開発して性能を高める新手法「TNGA」を採用した最初のモデルだ。メキシコや中国では、需要の変動に合わせた生産ができる新工場の建設に乗り出している。

 これらの課題を解決して持続的に成長できるか、トヨタの地力が問われている。

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