米国に設立する人工知能技術の研究会社について記者会見するトヨタ自動車の豊田章男社長=6日午後、東京都内のホテル【拡大】
トヨタがTRIを設立するのは、AIを自動運転やロボットなど次世代事業の技術基盤と位置付けているからで、産業の変化を見据え、従来のクルマづくりから新領域に踏み出す。
「トヨタがソフトウエア技術を融合した新たな企業に生まれ変わる」とTRIのCEOに就任するギル・プラット氏は同日の記者会見で述べた。
AIは、自動運転の「認知」「判断」「操作」に不可欠な技術で、トヨタは社内の研究テーマの一つとして取り組み、9月には米有名大と連携して研究センターを設立。これに対しTRIはテーマをAIに絞り、米子会社傘下に設置。今後5年間の投資額は研究センターの20倍の10億ドルだ。
さらに拠点として米シリコンバレーを選び、IT関連の人材募集などに生かす考え。豊田社長は「クルマやモビリティー(移動手段)の枠を超えて暮らしを豊かにし、社会に貢献することを期待する」と語る。