そのとき新パーク構想の陣頭指揮を執ってきたユー・エス・ジェイの森岡毅執行役員は「2020年までに開業する場合、来年中に着工しなければならない」と述べ、近いうちに最終決断する可能性を示唆していた。
新パークは「ユニバーサル」ブランドを使わず、南国リゾートのリフレッシュをイメージさせる体験施設を設けるといい、将来的には沖縄県内に複数の施設を整備し「沖縄自体をテーマパークにする」(森岡執行役員)構想もあるという。建設地は「沖縄美ら海水族館」のある国営海洋博公園(本部町)が有力候補地といわれる。
買収の影響
ところがその一方で、コムキャストによる買収話が一気に動いた。そもそもGSはユー・エス・ジェイを東京証券取引所に再上場させようとしたが、コムキャストが買収に意欲をみせたことで方針を転換。買収額は株式の51%相当で1830億円。上場時の時価総額を6千億~8千億円程度と見込んでいたことを考えると十分なリターンとはいえないかもしれないが、株式市場が低迷しているなかで確実な利益を確保する道を選択。再上場計画は白紙撤回となった。