東芝、原発子会社で1600億円損失 26年3月期までの2年間

2015.11.13 00:57

 東芝は12日、子会社の米原発事業大手ウェスチングハウス(WH)が、平成25年3月期と26年3月期の2年間で、資産の価値を切り下げる減損損失を計1600億円計上していたことを明らかにした。WHの単体決算は両期とも、赤字だったという。東芝はこれまで、原発事業について詳しい業績を開示してこなかった。これまでの利益水増し問題とは異なるものの、情報開示の姿勢を問われそうだ。

 減損損失は25年3月期に約9億ドル(約1100億円)、26年3月期に約4億ドル(約500億円)。東芝は18年にWHを買収したが、その後、福島第1原発事故が起き、原発の新規建設工事が不調となったことが要因とみられる。

 東芝は「買収後の平均をみても利益を出しており、問題ない」としているが、今後はより詳しい説明が求められる。

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