一方、10月の火災保険の料率改定を前にした駆け込み契約が大量に発生したことで、売上高に当たる正味収入保険料は3グループとも過去最高となった。
MS&ADは政策保有株式について、14~17年度の4年間で5000億円を削減する計画を併せて発表した。従来計画から2000億円増額した。
売却の基準について、藤井史朗専務は「保険引き受けの利益や配当、企業の成長性などを組み合わせて判断していく」と説明した。
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■損害保険大手3グループの2015年9月中間連結決算
(正味収入保険料/最終利益/最終利益の通期予想)
◆東京海上
1兆7351(14.3)/856(▲40.1)/2200(▲11.1)
◆MS&AD
1兆6200(9.0)/860(▲21.6)/1570(15.2)
◆損保ジャパン日本興亜
1兆3305(6.9)/285(85.1)/1600(2.9倍)
※単位:億円。▲はマイナス、カッコ内は前年同期比増減率%