「走りはいいけど燃費が…」イメージ覆す国産ターボエンジン 欧州に対抗 (3/3ページ)

2015.11.23 08:00

富士重工業の「レヴォーグ」。低燃費と走行性能を両立した

富士重工業の「レヴォーグ」。低燃費と走行性能を両立した【拡大】

  • 「レヴォーグ」に搭載のDIT
  • TGVの断面。右上のバルブで空気の流れを調節する

 こうした取り組みが認められ「1.6リットル インテリジェントDIT」は、燃焼研究分野において権威のある日本燃焼学会の「技術賞」(2014年度)にも輝いた。

 これまでダウンサイジング技術では欧州メーカーが先行していたが、ここ数年、日系メーカーも投入を加速。加速性能や低燃費を売りに、ハイブリッド車(HV)やクリーンディーゼルエンジンと並んで消費者の支持を集めている。トヨタ自動車が小型車「オーリス」や「クラウン」に、ホンダはミニバン「ステップワゴン」に搭載した。

 富士重は昨年6月に「レガシィ ツーリングワゴン」の事実上の後継車として、レヴォーグを発売。初年度の販売目標は月間3200台だったが、今年5月までの販売は月平均3700台以上と、ワゴン車が売れにくいとされる日本で健闘している。

 2.0リットルエンジンを搭載するモデルも用意しているが、販売車両のうち約8割を1.6リットルインテリジェントDITの搭載車が占めており、牽引(けんいん)役になっている。富士重は今年9月から欧州でもレヴォーグの発売を開始した。ダウンサイジングの“本場”でも支持を集めることができるか、注目される。(田村龍彦)

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