定着への課題
ボージョレについて、ワインの流通などに詳しい中央大学商学部の原田喜美枝教授は「割高感から販売促進が難しい商品だ。市場の定着には課題が多い」と指摘する。
解禁日に合わせるため空輸するため、そのコストが価格に上乗せされ、古い年代に生産されるほど高価になるワインのなかでは、味に比べて割高感がある。新酒という季節感を売りとしているため、販売できる期間が短いことも理由に挙げる。
そのうえで、原田教授は「味そのものというより、ハロウィーンとクリスマスの間のイベントとして、お祭り気分を楽しむ方向で活用されれば生き残ることができる」とする。
ボージョレは、クリスマスなど外来文化と同じく日本市場で再び存在感を高められるか。イベントの多様化がそのカギを握りそうだ。