【三菱電機 グローバル戦略】(下)柵山正樹社長に聞く (2/3ページ)

2015.11.26 05:00

「海外市場の開拓に力を入れる」と話す三菱電機の柵山正樹社長(野村成次撮影)

「海外市場の開拓に力を入れる」と話す三菱電機の柵山正樹社長(野村成次撮影)【拡大】

 --他のM&Aは

 「新たなマーケットへの進出や販路拡大にも力を入れている。空調システム事業では昨年のトルコに続き、今年はノルウェーの代理店を買収した。トルコについてはFAシステム事業との2事業体制となった。交通システム事業でも、昨年はイタリアの車両用空調装置メーカーのクリマットファーを子会社化し、今年もポーランドの車両用電機品メーカーのメドコムに出資比率49%で資本参加することを決めた。欧州は世界最大の鉄道市場だが、当社の売上高は40億円程度にとどまっている。これを20年度には5倍の200億円に引き上げたい」

 ◆外国人幹部も

 --中国経済の減速が顕著となっている

 「成長が減速し、今後は輸出型から内需型へ、また製造業においては労働集約型からの高度化が進む大きな節目を迎えているのは確かだが、巨大な市場であることに変わりはない。当社は、昇降機や鉄道用の電機品、空調機器、工場など製造現場の自動化のためのFAシステム、自動車用電機品、パワーデバイスなどさまざまな事業を展開しており、重要な市場だ。今後も産業構造の変化に応じ、事業を伸ばすチャンスは十分にある」

 --外国人の幹部登用の考えは

 「執行役は事業の中身を把握していないと務まらないが、日本人でなければいけないというルールはない。海外子会社の部長クラスなどを対象とした外国人の幹部候補生の研修を行っている。彼らには、実績さえあれば、本社の執行役に起用することもあり得るとハッパをかけている」

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