【世界に夢と感動を-サミーの40年-】(7-2) (4/5ページ)

2015.11.27 05:00

里見治会長

里見治会長【拡大】

  • 28歳の頃の里見会長。徳丸工場内で
  • さとみが市場に投入したアミューズメント機器の1号機「ポニーダービー」
  • さとみのアレンジボール遊技機1号機「ミラクル」
  • アミューズメントマシンショーに出展
  • 東京都板橋区にあった徳丸工場の内部(1978年開設)
  • 里見会長自らデモ説明
  • 現場を駆け回っていた頃の里見会長

 「総合メーカーとしての基盤を築いた後も経営危機はありました。しかし、不屈の精神と社員の努力もあり、なんとか乗り切ってきました。特に、サミー社員の会社に対するロイヤルティー(忠誠心)は非常に高く、そのことが大きな力になっている。こんな会社は他にないんじゃないかと思うほどです。十数年前、うちのパチスロ機に不具合が見つかり、その対応を迫られました。普通なら最低でも2、3週間かかるはずでしたが、社員は徹夜で対応。事態は1週間で収束しました。原因は開発上のミスでした。それでも、客先で頭を下げ続けた営業マンも、開発部門を責めたりすることなく、粛々と会社をピンチから救ってくれました」

 --諦めない、というDNAがサミーにはありそうですね

 「少なくとも、私はそうですね。一度決めたら絶対に諦めない。なんで失敗したのかをを追究し、改善し、再挑戦します。入社式では、新入社員にもそういう話をします。一生懸命に取り組んでも、失敗することもある。でも、得られること、身になることは多いはずだ。だから『早くいい失敗をしなさい』と。失敗をことさら責めるような環境もよくない。社員にはこうもいいます。『部下の失敗は上司が始末しなさい』『部下の成功はもちろん部下のもの』と。よくいるでしょ。部下の手柄を自分の手柄にする上司。嫌だね、そういうの。もちろんそんな上司は部下から尊敬されない。それではみんなのモチベーションも下がりますよ」

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