首都圏の都市ガス5社との提携を発表する東京ガスの広瀬道明社長(左から3人目)=24日午後、東京都千代田区【拡大】
東ガスと東電は、「熱」利用はガス、「光」利用は電力というすみ分けで、それぞれ約1100万件、約2700万件に上る膨大な顧客を獲得してきた。第1弾の電力自由化で焦点となるのが、国内電力需要の3割を占める最大消費地の首都圏だ。東電が独占しているとはいえ、人口減などに直面する地方とは異なり、成長余力があるため新電力にとって魅力だ。
戦いののろしを上げた東ガスは、都市ガスと電気の割安セット販売のほか、インターネット光回線やポイントサービスを組み合わせて販売する。携帯電話とのセットメニューも用意し、東電からの切り替えを働き掛ける。年明け1月から契約の申し込みを受け付ける。
新たな電力サービスに向け、業務用コンピューターシステムの刷新に着手。電源の拡充も急ぐ。顧客対応窓口の担当者を数十人増やした。
東京ガスライフバル、エネスタ、エネフィットなどガス機器販売会社を中心にしたグループの営業力を結集する。グループ会社向け営業教育を本格化するのはこれからだが、「ガスの自由化まで時間はない。負けられない戦いになる」(東京都内のエネフィット)と士気は高い。