首都圏の都市ガス5社との提携を発表する東京ガスの広瀬道明社長(左から3人目)=24日午後、東京都千代田区【拡大】
来春の電力自由化には現在、東ガス以外に石油会社など約160社以上が参入を表明。中でも、ガス会社にとって電力市場への参入は、業容拡大だけでなく、エネルギー会社としての存在感を高めるという意義もある。
明治時代に普及した夜道を照らすガス灯が、電灯に取って代わられて以来、ガス会社は電力会社にエネルギー会社の主役の座を奪われた。近年では、ガスと電力のすみ分けで守られたはずのガス市場がオール電化で脅かされるなど、劣勢を強いられている。電力販売は、東電を上回る130年の歴史を持つ東ガスにとって失地挽回に向けた絶好の機会になる。(佐藤克史)