【千葉元気印企業大賞】キーパーソンインタビュー (4/5ページ)

2015.11.30 05:00

岡本毅氏

岡本毅氏【拡大】

  • 寒竹郁夫氏

 医療や介護を国のコストとしてしか考えないから社会保障制度が破綻する、というのが持論。医療行為だけでなく、器材開発などを含めた“医療産業”の海外展開で、薬剤や機器周辺の付帯ビジネスも広がる。グループが次に、事業の突破口と位置付けるのが歯科技工だ。

 現在、義歯など歯科技工物ビジネスの海外展開を計画中。患者の口腔内の情報をデータ化することで、輸送ほか諸コストをカットできる。海外拠点でCAMシステムを使って半完成品を仕上げ、CADを使った義歯の設計と最終仕上げは、日本で歯科技工士が手掛ける。この流れで、日本の自費歯科技工物需要者や海外顧客に、高品質・低コストの技工物を提供する。

 「日本の医療サービスにはもっと付加価値がつけられ、海外展開で発展がより見込めるはず」。大義のためのパイオニアになる思いを口にした。

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【プロフィル】寒竹郁夫

 かんたけ・いくお 歯科医師・歯学博士。デンタルサポートの創業者として、歯科・医科・介護のワンストップサービスの提供を実現した。次の構想は医療の海外展開。「現状に満足せず、医療と経営のことを常に考えている」と語る58歳。東京都出身。

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 <グループプロフィル>

 「医療の倫理と企業の論理の融合」という理念を共有する46の医療機関(国内45、海外1)と国内3企業で構成される。今春に寒竹氏がグループ代表・CEOに就任。デンタルサポートは、訪問歯科診療サポートを主軸に事業を展開している。今年8月には高齢者向け介護事業を手掛ける会社の設立を発表し、グループとして介護や歯科技工分野への進出にも積極的だ。

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