インタビューに応じる明治安田生命の根岸秋男社長=8日午前、東京都千代田区【拡大】
明治安田生命保険の根岸秋男社長は9日までに、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、「若年層や女性向けに来年度にも小口の保険商品を投入する」ことを明らかにした。主力の保険商品に比べ補償内容を簡素化する代わりに保険料を安く抑える保険で、医療や介護、年金などの分野を検討している。
小口の保険商品は、インターネットやフェイスブックなどの交流サイト(SNS)を使って募集し、同社の営業職員が直接出向き契約する。契約内容の変更や提案なども営業職員が定期的に行う。投入を契機に「当社の主力商品などを若年層に幅広く知ってもらう」(根岸社長)のが狙い。
競合他社の小口保険は、補償内容の簡素化に加え、営業職員が出向かないことも含めてコストを削減。また、主に子会社が開発し、保険代理店に供給することで、本体で販売する保険商品との差別化を図っている。
明治安田のように、小口の保険商品の契約に営業職員が携わるケースは珍しい。主力商品と販売をどうすみ分けるかなどの課題もあるが、成功すれば他社の販売戦略に影響を与える可能性もある。