関西国際空港【拡大】
1995年にかつてフランス領だったカンボジアで、首都プノンペンや、世界文化遺産アンコール遺跡観光の拠点となるシエムリアップなど3空港の運営権を取得して空港運営をスタートした。
2000年代に入るとフランスで次々と事業拡大し、グノーブル空港やクレルモン空港の運営権を取得。12年には年間400万人以上が利用するナント空港の運営権を取得した。
12年には、ポルトガル政府から国内10空港の運営権を持つポルトガル空港公社の買収先に指定された。チリでは南米のハブ(拠点)空港の一つとして知られる首都サンティアゴの空港を運営している。
空港の大小にかかわらず長期的な視点に立って航空会社や旅行会社、流通業者らと関係をつくるのを得意としており、ポルトガルではバンシが運営を引き継いで以降、空港利用者が約10%増加しているという。