【ビジネスのつぼ】帝国ホテル東京 白ワイン「峡東」 (3/4ページ)

2015.12.21 05:00

ワインのブレンディングに初挑戦した帝国ホテル東京の伊藤靖彦さん(右から2人目)と李哲三さん(中央)

ワインのブレンディングに初挑戦した帝国ホテル東京の伊藤靖彦さん(右から2人目)と李哲三さん(中央)【拡大】

  • 2人のソムリエは原酒のテイスティングを重ね、華やかな香りのワインを生み出した
  • 国産ブドウ品種を使った白ワイン「峡東」
  • 初のコース仕立ての朝食メニュー「ルスティルティエリー」

 新しいワインの名前は、畑のある場所から地域名の「峡東」に決まった。2人は「口に含んだ瞬間にフレッシュな果実味だけではなく、ボリューム感も感じられ、最後にうまみを伴った苦みの余韻が残る」と評する。

 ◆定番商品へ育成

 数カ月後、帝国ホテル東京の一室で行われた峡東の試飲会。勝沼醸造のある幹部は「予想以上にいいワインができましたね」と伊藤さんに話しかけた。伊藤さんは「ボトルに詰めてもイメージ通りの味と香りを実現できるのか不安だったので、本当にうれしかった」と肩の荷が下りた。

 峡東は11月3日から、帝国ホテル東京の店舗で販売されているほか、館内の直営レストラン、バーなどで提供されている。

 今回は限定販売だが、伊藤さんは「来年も高品質で提供するためにはどうしたらよいか考えている」と話すなど、ブレンディングに魅せられたようだ。李さんも「ホテルの従業員がブドウづくりから手伝えられれば理想的」と意欲的だ。2人の目標は峡東をホテルの定番商品に育て、外国人に日本産ワインの良さを知ってもらうことだ。(鈴木正行)

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