メイド美容室を起業した経験も持つBeatroboの浅枝大志社長【拡大】
□Beatrobo創業者・浅枝大志氏に聞く
浅枝大志氏は、日本と米国の両方で育ち、どちらに完全に属するでもなく、2つの文化のはざまで生きてきた。そんな環境に混乱する人や孤独を感じる人さえいるが、浅枝氏はアウトサイダーとしての立ち位置を生かしてこれまでに複数のスタートアップを始めた。大学卒業後の経歴を聞くと、常に起業と経営に関わってきたことが分かる。
まず、現在最高経営責任者(CEO)を務めるBeatrobo(ビートロボ)について、その詳細を聞いた。
◆人気バンドとコラボ
--ビートロボの事業について教えてください
「主要製品はPlugAir(プラグエア)です。スマートフォンのイヤホンジャックに挿して使う小さなガジェットで、アプリをダウンロードしてからこれを挿し込むだけで、音楽や動画などあらゆるデジタルコンテンツを取得して楽しむことができます。プラグエアにコンテンツが入っているのではなく、インターネットに接続して取得する仕組みなので、コンテンツの配信者はコンテンツを後から更新できたり、シェアの回数や期間を決めたりできます」
--例えばフェイスブックの投稿は簡単に無視できても、あなたにプラグエアを手渡されて、“この動画すごいよ。スマホに挿してみて”といわれたら、そうすると思います。何でもデジタルなこの時代でも、人は物理的なモノによってより深く関わり合うと思いますか
「思いますね。かつての、漫画やゲームソフトの貸し借りによるコミュニケーションの感覚です。プラグエアを手渡せば、例えばSNSのアカウントや連絡先を知らない人ともコンテンツを共有できます」