東芝本社=東京都港区(宮崎瑞穂撮影)【拡大】
東芝のヘルスケア部門は16年3月期連結決算で、主要部門の中で唯一の営業黒字を確保する見通し。これまで社会インフラ、半導体部門に次ぐ、第3の柱となる将来を期待された成長事業と位置付けられてきた。
東芝は週明けにも、金融機関を介して、東芝メディカルの入札手続きを開始する。8割程度の株式を売却し、2割程度を残す形で、入札概要を提示する方向で調整している。ただ、買い手企業との交渉次第で、株式の比率が変動する可能性もある。売却額については「4000億~5000億円程度になる」(金融機関関係者)との声も出ている。
医療機器事業は中長期の成長が見込め、買収額が高騰する可能性もある。現在、日立製作所や富士フイルムホールディングス、キヤノン、ソニー、米ゼネラル・エレクトリック(GE)ヘルスケアなどが買収候補として浮上しており、争奪戦が激化しそうだ。