【トップの素顔】今野由梨 ダイヤル・サービス社長(18) (1/3ページ)

2016.1.11 05:00

電話による秘書サービス業務を始めた頃

電話による秘書サービス業務を始めた頃【拡大】

 ■電話で秘書代行 たどり着いた起業

 就職できずに自分で起業すると決意し、それを誓った日から正確に10年目の1969年5月1日に会社を創業しました。32歳でした。10年前から決まっていたスケジュールですから、とりたててイベントをすることはありません。余裕もなかったですから淡々と。でも、それまでの10年間の一歩一歩の足跡は「今日この日のためにあった」との感慨はありました。

 ◆6畳一間のスタート

 起業は手探りです。当時、最低限必要な資本金が300万円でしたが、それほどの準備資金はなく、支払い資本金は75万円でもできるらしいと聞いて、75万円で会社を創りました。登記も自分でしました。支援者も出資者もいないから父や伯父とか身内を役員や株主にしました。

 事務所は京王線笹塚駅前。笹塚コーポラス415号室、6畳一間でした。黒電話が2台。求人広告を出す余裕もなく、アングラ劇場「発見の会」を主宰していた瓜生(うりゅう)良介さんとのご縁で劇団員を紹介してもらいました。私を含め女性7人のスタートです。みんなで座れる8人掛けのテーブルも劇団が舞台の小道具として使用していたもので、あとは自宅から必要な事務器具などを持ち込みました。

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