【2016 成長への展望】ローソン社長・玉塚元一さん(53) (1/2ページ)

2016.1.19 05:00

 ■異業種との連携進め新たな価値提供

 --コンビニエンスストア業界は経営統合や買収、資本業務提携など再編が進んでいる

 「私たちが興味あっても、先方に興味がなければ、再編や提携は実現はしない。ただ、われわれは量より質が大事だ。質の強化が7割、量の追求は3割。質の強化は既存店の強化、収益の改善だ。生活全体を支援する品ぞろえや顧客対応、売り場の改善などにエネルギーを費やしながら、量も質も追求する。ただ、来年度の出店ペースが急に落ちるといったことはない」

 --NTTドコモや楽天といった異業種との連携も進めている

 「利用客の利便性向上や付加価値提供が目的。その実現に全国約1万2000店のインフラは活用の価値があると思っている。新たな価値を提供できるのであれば、積極的にやっていこうと考えている。消費者のために必要なアライアンス(提携)は積極的に進めていく。その中で改善や改良が必要になれば、走りながら手をつけていく」

 --イオンの電子マネー「WAON(ワオン)」決済の導入の狙いは

 「ワオンをローソンでも使えたらいいのに、というお客さまの声がベースだ。ワオンのヘビーユーザーは30~50代の女性の方が非常に多い。地域によっては、イオンさんのお店を主に利用しているが、コンビニはローソンを使いたいという方がワオン決済導入をきっかけに来店してもらえたらいい。お店にとっても現金のやり取りが少なくなり、生産性を上げる点でいいことだ」

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