トヨタ自動車労働組合(鶴岡光行委員長、約6万8千人)が、平成28年春闘で年間一時金(ボーナス)として、7・1カ月分を要求する方針を固めたことが26日、わかった。昨年の6・8カ月分を上回る水準。近く職場に提案し、2月12日に正式決定する。
トヨタ労組は、物価動向などを背景に、ベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分については、昨年の半額の月額3千円を要求する方針だ。ただ、一時金については、好調な業績や組合員の努力などを反映させる。トヨタは28年3月期決算で営業利益が過去最高を更新する見通しで、新型「プリウス」の投入などで国内工場も高い稼働率が続いている。
トヨタ労組は27年春闘では6・8カ月分の一時金を要求、経営側は満額回答した。
自動車大手は米国の販売増などで増益が相次ぐ。相場をリードするトヨタの労組が高い水準の一時金要求を掲げることで、同様の動きが広がりそうだ。