損保ジャパン日本興亜ホールディングスの桜田謙悟社長インタビュー=東京都新宿区(古厩正樹撮影)【拡大】
--平成28年度からの中期経営計画のテーマは
「人材育成とIT(情報技術)活用に取り組む。お客さまに安心・安全・健康をテーマにした当社の商品やサービスを常に利用していただける状況を目指す。32年度には、連結最終利益で世界ベスト10入りに臨めるようにしたい」
--ワタミの介護事業買収に続き、3月には介護業界3位のメッセージを子会社化する
「メッセージは系列会社運営の施設で入居者の転落死などの問題が起きたが、在宅介護のノウハウがある。私どものブランドやリスク管理能力、資本力を組み合わせ、よりよい会社にする。保険の販売から入って、介護など保険以外のビジネスにつなげていく」
--IT(情報技術)をどう活用していくのか
「4月に米シリコンバレーに拠点をつくる。ITベンチャー企業への出資や提携も検討したい。生命保険子会社では今春にも、社員に腕時計型のウエアラブル(装着型)端末を配り、睡眠時間や消費カロリーなどの情報を集め、生活習慣と健康状態の関連性を解析する。健康的な生活を送る契約者には、保険料割引やポイント付与を考えたい」
--海外戦略は
「今後のM&A(企業の合併・買収)については、規模拡大を狙って米国などの企業に注目している。また、昨年は英損保大手キャノピアスと、スイスに再保険会社を設立した。新会社にグループ全体の受け再保険のビジネスを集める」