会見する新日鉄住金の進藤孝生社長(左)と日新製鋼の三喜俊典社長=1日午後、東京都中央区(荻窪佳撮影)【拡大】
三喜俊典・日新製鋼社長「環境は厳しくなってきている。中国の高度成長もここにきてピークアウトしている。なぜいまか、というよりこれから先をどう考えてやっていくかだ。そうすると、今が最適なタイミングということになる。鋼片を安定供給する前提で資本関係を強化する。日新製鋼の体質を強化してもらえることも非常に大きい」
--昨秋ごろといえば、ちょうど中国景気の不透明感が強まってきていたころだ
進藤氏「昨秋ごろは中国の状況、海外市況が悪かった。また在庫調整も進まなかった。環境が厳しいなと理解し始めたと思う」
--以前、ステンレス事業の統合を検討したことがある
進藤氏「以前とは事業環境がかなり違う。中国の生産能力がこれだけ大きくなり、一国が生産する量と同じくらい輸出される。子会社化の目的を当局(公正取引委員会)には丁寧に説明したい」
--合理化の具体的な効果は
進藤氏「日新製鋼では、高炉1基を休止することで固定費削減の効果がある。新日鉄住金では鋼片供給に伴う高炉の稼働率向上による固定費カットがある。それから子会社化したあと、グループ全体で効率的な生産の追求が期待できる」