トヨタ自動車は8日、国内全工場の稼働を休止した。グループの愛知製鋼で1月に起きた爆発事故で、エンジンなどに使う特殊鋼と呼ばれる鋼材の供給が滞るためだ。グループ会社を含む国内16工場の完成車組み立てラインは13日まで約1週間、停止する。
国内の全工場が止まるのは、平成23年の東日本大震災以来。トヨタは5日に、15年4~12月期の好調な決算を発表したが、16年3月期業績予想には今回の生産休止に伴う費用は織り込んでおらず、今後の業績への影響が懸念されている。
完成車の組み立てラインは週明けの15日に再開する。生産休止による影響台数は7万~8万台に及ぶとみられる。トヨタのエンジンなどを造る部品工場は、8日は休止したが、9日以降は状況を見ながら生産ラインごとに稼働させるかどうかを検討していく。