【千葉発　輝く】ツインズ　結ばない靴ひも「キャタピラン」を世界基準に (4/4ページ)

【プロフィル】梶原隆司

　かじわら・りゅうじ　日大中退。オーストラリアで２年間のワーキングホリデーを経験した後、家電部品メーカーを経て、１９９９年に「最高の功労者」の妻と二人三脚で、ツインズを設立。４８歳。東京都出身。

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　≪イチ押し！≫

　■履き心地の調整、自由自在

　結ぶ必要がなく、ほどけない靴ひも。ナイロン１６本、ゴム８本を特殊な製法で編み、「ラグビーボール型」の多数のコブをつけた。引っ張るとコブが伸びて穴を通るが、元に戻すと穴を通れずにコブが引っかかる。この特性を生かし、靴の履き心地の調整が自由自在にできる。

　靴ひもを通す穴は、業界に統一基準がない。全てにフィットする「黄金値」を探して２年間、コブの出っ張りが細長い「きりたんぽ」型や、「レモン」型も試作した上で、ベストのコブの形に至った。

　ひもの長さは男性用と女性・子供用の２種類。ベーシックなタイプの値段は９８０円（税込み）。このほか、ゴルフ用やビジネス用もある。カラーバリエーションも豊富で、アパレルブランドとのコラボレーションも実現。パーカーのひもなどさまざまな応用も模索中だ。