タカタに追加リコールの恐れ ロイターが「最大9000万台」 自動車メーカーとの費用交渉難航も (2/2ページ)

2016.2.23 19:57

欠陥が指摘されたタカタ製エアバッグのガス発生装置。リコール対象がさらに増える可能性が出ている(ロイター)

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 タカタは異常破裂の原因についてドイツの研究機関に調査を依頼しており、メーカーへの報告には研究機関の関係者も同席する。最終的な原因は特定できていないものの、複合的な要因で部品に水分が入り、異常破裂につながったことなどを説明するもようだ。

 今後、ホンダなどが独自に行っている調査の結果も見ながら、タカタとメーカーのリコール費用の分担をめぐる協議が本格化する。タカタが一定の責任を認めれば「メーカーも話に入りやすくなる」(日系メーカー)とみられる。

 タカタは費用負担で資本不足に陥る可能性が高く、メーカーに財務支援を求める方針だ。再建計画を助言する外部専門家からなる第三者機関を設置するなどして、メーカーの理解を得ようとしている。

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